高砂ビルについて

ごあいさつ

風格と夢とロマンあふれる街の個性派ビル

李 義招先々代会長らが、第二次世界大戦後いち早く配給物資のセメント材料を確保し、江戸町百番のこの地に、新築ビルとして建設したのが1949年のこと。
本業であった帽子の製造・関連素材の輸出入と保税上屋(営業倉庫)は、時代の流れとともに移り変わり、先々代会長のアイディアで、天井の高さが3.5~4m、現在でいう“ロフト”付きの貸事務所として1972年、不動産賃貸業を開始。

1984年にはCAP代表の芸術家・杉山さんがアトリエを、1988年には空中店舗という新しい発想で安田さんが突撃洋服店をオープンされ、現在までにクリエイター、写真スタジオ、ジャズダンススタジオ等のテナントを迎えて います。

1949年(昭和24年)完成当時の高砂ビル

1995年の震災も軽微な被害で済みましたが、その時の危機感により、一般の人にも広く親しんでいただける空間にしようと、1999年春より2階フリースペースを“髙砂小径”と名付け、無料ギャラリーとして展開。
学生をはじめクリエイターの卵たちの作品発表の場として親しまれています。
居留地散策の続きで、お好きなショップやギャラリーをご覧いただき、不思議な時間 に紛れ込んだようなひとときをお過ごしいただければと思います。

株式会社 高砂商行  李 啓洋