— 舟を漕いで星を渡る人たちがいます。 それぞれ枠に囚われない自由な発想を持ち、星のように煌めく、独自の「こえ」を携えています。 もし彼らに会ったら、理解をしようとしたり、意味を追いかけるのではなく、ただただ音の流れに身を任せてみてください。 すると、まるで星の欠片を掬うように、周りにうたが集まる ー ありそうでなかった音楽 になるのです。 そんな冬のピアニストと星の歌い手が紡ぎ出す “ほしぶね” の物語。 —
■Date: 2022.11.20 (日)
■Time: 14:00~ (13:30 open, 2 stages)
■Players:木原鮎子(vo) 日吉直行(p) 小美濃悠太(b)(ゲスト)
■Music Charge: 大人¥3,000(当日¥3,500)子ども¥1,000
■Reservation: 瞑想録音 ( meisourecord(a)gmail.com ) あるいは 100BANホール(078-331-1728, hall(a)100ban.jp)までご連絡下さい。
■profile / プロフィール
日吉直行 – 冬のピアニスト –
『皆さん、要注意です。柔和な頼りなさそうなこの顔にだまされないでください。この男、いったん弾かせると「おぬしなかなかの使い手 油断ならぬな」に豹変します。』(文:谷川賢作) 1986年宮崎県延岡市生まれ。ピアノから紡がれる枠に囚われない自由な発想と音遣いは、即興と作曲の境目を漂いながら、ご縁のある各地で ”ありそうでなかった音楽” を奏でる。 高校時代より演奏活動を始め、神戸大学発達科学部人間表現学科1期生として入学後、同大学院修士前期課程修了(芸術修士)。特に音楽哲学や即興、現代音楽に深く付き合ったことが現在の活動の下地になっている。2012年、谷川俊太郎氏の息子・音楽家 谷川賢作氏と録音技師 五島昭彦氏との出会いを契機に、様々な編成でのライブ、ジャズフェスティバル・TVやラジオ番組への出演、ドキュメンタリー映像の音楽を担当したほか、美術、文学、舞踏、生け花などの異ジャンルとの共演・共作を行う。 2019年に自身の音楽活動の柱として自主レーベル「瞑奏録音」を立ち上げ、ピアノソロ企画、日本を代表する即興演奏家 芳垣安洋・水谷浩章両氏とのユニット、ピアノとベースやピアノと歌などの様々なユニットでのライブ活動など、多岐にわたる演奏活動を繰り広げている。 また、法哲学者 那須耕介氏との音楽対談企画、イラストレーター・デザイナーなどとの共作、即興演奏と生音の空気感で曲と音を紡いでいく結婚式演奏、音楽療法に関わる企画のほか、大学での講義や小・中学校での演奏公演などを通じて音楽の学びや教えを広めつつ、その可能性を広げる企画や作品作りに積極的に注力し続けている。
************************
木原鮎子 – 星の歌い手 –
新潟県の雪深い山育ち。 6人きょうだいの5番目。 3人の男の子の母。 幼少の頃から好きだった歌を学ぶため19歳の時に渡米。 帰国後は京都に拠点を移し、以前より興味のあったJAZZを溝口恵美子氏に師事し本格的に学び始める。 数年後にJAZZシンガーとしてデビュー。 のびのびとした澄み切った歌声は、老若男女を問わず幅広い世代に受け入れられ、その後関西を中心に全国各所でライブを行うようになる。 その傍ら、結婚式場での聖歌隊、北島三郎や舟木一夫のバックコーラス、個人や劇団の歌唱指導など多方面で歌の活動を広げる。 2011年 滋賀県湖北に拠点を移し田舎暮らしを始める。 2012年 ファースト・アルバム「SEASONS」を全国発売。 現在はライブ演奏に加え、個人のボイストレーニングや歌唱指導を行うほか、ママさんコーラス「ココオト」やおばあちゃんコーラス「かえでグループ」の合唱指導、さらには子どもコーラス「うたごえキッズ」を立ち上げ、年齢を問わず歌や音楽の楽しさを教えることにも力を入れている。 畑仕事をしたり、旬のもので保存食を作ることが日々の楽しみであるとともに、豊かな自然と向き合い季節の変化を感じることが自身の音楽への大きな刺激になっている。
************************
小美濃悠太 – 舟上のベーシスト –
四本の弦から奏でられる舟上のメロディは、青い空気を纏いながら、未来へと伸びる。 実は、冬のピアニストとは”Bluemanship”というバンドを組んでいる。 大学進学後、本格的にジャズを学び始める。在学中から演奏活動を開始し、現在は東京を中心に首都圏全域で活動している。日本を代表する数々のジャズミュージシャンとの共演を重ね、ツアー、レコーディングへの参加は枚挙に遑がない。またジャズ以外のフィールドでも、ブラジル音楽をはじめとするワールドミュージックの分野からも信頼されている。 ヨーロッパのアーティストとの親交が深く、2017年にはポーランド人ドラマーAlbert Karchとの共同プロジェクトで日本ツアーを成功させた。 2018年にはCopenhagen Jazz Festivalに自身のカルテットで出演。また帰国後も再び日本ツアーを成功させた。同年、Copenhagenで出会ったLo Ersare(vo,banjo)、旧知の大森聖子(piano)とともにレコーディングおよび日本ツアーを行い、2019年にはコペンハーゲンでのレコーディングを行い、11月にフルアルバム”tiny big”をリリース。ジャズベースを山下弘治氏、アルコ奏法を高西康夫氏、斎藤輝彦氏に師事。